マメ知識:柔道整復術(整復活法)の起原
たまには、歴史的なマメ知識♪
Twitterでやりとりをした柔道整復術に関する歴史的経緯を転載します。
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整骨院を開設するための国家資格を「柔道整復免許(じゅうどうせいふくめんきょ)」と言います。この免許資格を持っている人のことを「柔道整復師(じゅうどうせいふくし)」と言います。
高卒以上の人が、3年間専門学校に通い、国家試験に合格した場合に付与される資格です。
学費は、鍼灸師や鍼灸マッサージ師とだいたい同じで、比較的安いところで3年間で400万円、高いところですと入学金込みで600万円程度かかります。
この資格を持っていると、健康保険適用で骨折、脱臼、打撲、捻挫といった外傷治療をすることができます。健康保険適用にはなりませんが、柔道整復術を使った施術を医療行為として行うことができ、患者は医療費控除の対象として申請をすることができます。
さて、では、柔道整復術ってなんでしょう?
今日のタイトルは「柔整師、柔整学生への質問」です。そう、この質問、柔整関係者に向けて聞いているんです。
柔道整復術って何ですか?
本当に情けないことですが、おそらくここ25年以内に柔整師になった人の多くは、この質問に答えられない割合が多いはずです。
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たまには、こむずかしい鍼灸理論の話も良いかな、と思うので、よくある鍼灸院のHPのように小難しい漢字がたくさんある記事を書いてみます(笑)
鍼灸理論の歴史なんか興味ないよー、という方とばしてしまってください♪
現代の国際的な鍼灸の動向が分かりやすくまとめられている日本語の文章を見つけました。
こちらです。
かなり長い文章ですが、
「毛沢東は、医学や農業のような実用書にも、インチキな迷信が入り込んでいると主張しました。だから検証が必要だと。」から後だけでも読んでみてい ただけないでしょうか?
※「」の中をコピペして検索してみてください。簡単に見つかります。
特に「具体的な分類」というところを見ていただきたいと思います。
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鳩山総理が、医療費削減のために統合医療を進めていきたいとコメントしましたね。
とはいえ、これは、かなり難しいチャレンジです。
なぜかというと、日本には伝統医療の各分野で業界団体が乱立していて、国内標準と言うべき考え方が未整備だからです。
患者不在の派閥争いの中で、行政が整備を進めようとしても、誰と交渉したら良いのか分からない、というのが現状です(西洋医学も東洋医学も、ことこの分野では全く同じ状態ですね。。)
でも、実は、経絡(ツボをつないだ線です)を国際規格、国際標準として整備しよう、という動きがあるんです。
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おはようございます、裏番長です。
本当はオーナーが書くべき記事なんですが、昨日の記事の続きなので、オーナーと一緒に話しながら、私が書きます。
一昨日の忘年会で、少しだけ株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵さんとお話しさせていただきました。
私が「当店(Yo-jou)は、週40時間労働で週休2日制なんですよ」とお話しすると、小室さん、とても驚いてらっしゃいました。そうなんですよね、小室さんのようにライフワークバランスに詳しい方であれば、ボディケア業界、特に鍼灸・整骨・接骨という伝統医療業界の苛酷な労働条件については、お詳しいはず。
Yo-jouのように、週休2日、週40時間労働の鍼灸整骨院というのは、確かにかなり珍しい存在なんです。
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こんにちは、裏番長です。
今日は、旧ブログで好評だった記事を紹介したいと思います。
諸外国に比較して日本で伝統療法の評価が低いのは、明治時代に始まった国策(富国強兵政策)が原因であると考えられます。(「漫画ハリ入門 楽しくわかる経絡治療」医道の日本社より)
代替医療や伝統医療は、西洋医学と比較すると、治療・治癒に時間がかかります。(この記事では、ハーブやホメオパシーのことは西洋伝統医学と呼び「西洋医学」とは区別します。)
戦地で痛みをおさえて戦わせる、銃撃・爆撃による怪我を縫合して戦わせ続けるためには、伝統医療よりも西洋医学の方が有用です。そのため、明治政府は伝統医療の従事者を西洋医学に転向させる国策をとりました。
明治新政府の軍医であった石黒忠悳(いしぐろただのり:軍医であった森鴎外の上官)は「私の手で漢方を撲滅します」とまで発言していたと伝えられています。西洋医学の考え方を急速に浸透させるために、漢方・東洋医学は医学的根拠がない「民間療法」として取り扱うことで、国力の増強に邁進したのです。
ここで気がついていただきたいのは「明治政府が西洋医学に突き進まなければいけなかった原因」と「その原因・前提が現在でも有効なのか」という点です。
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