腕が動かないことの不便さを、もっと世の中に知って欲しい
うちは、妻の障害の影響で多くの上肢障害の方が来院しています。
例えば、肩を怪我したら、肩が動かないように固定します。
なので、肩に障害があるというと、肩が動かないイメージがあると思います。
でも、この妻の投稿のように、脊椎ーせきついーから腕に伸びている特定の神経が麻痺したり切断していることが多く、全く動かないのではなくて、特定の角度に動かないというと方も多いです。
腕を外旋ー外側に回すことーができない方が、普段は普通にしているのに、窓拭きだけはさぼろうとする、といって小学校でいじめにあった患者さんもいます。
うちの妻も、子どもの時には、同じような経験をたくさんしたそうです。妻は、クライミングをします。岩に登るんです。でも、右手でコップの水を飲むことはできません。右手でドアを引くこともできません。
つり革につかまれないので、電車でも大変そうです。だけど、見た目で分からないので、シルバーシートに座っていると、にらまれるといいます。
上肢だけに障害がある方は、このように、周りからの理解を得にくくて困っている方が多いです。
こんな風に、上肢障害のフォーカスがあたる情報が、もっと発信されると、よいですね。
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