7月8日のFacebookの書き込み
肩こり腰痛を治すために正しい姿勢をとりましょう!
ってよく言いますよね。これ、確かに大正解なんですけど、実は不正解でもあります。
姿勢が崩れる原因は主に筋力不足や筋バランスの崩れです(内臓機能の乱れでも姿勢は悪くはなりますが)。怪我でもしていないかぎり、きちんとした筋バランスを保っていれば、姿勢はゆがみません。
正しい姿勢を維持するための筋力がないからカラダがゆがんでいるのに、無理やり正しい姿勢をとるとどうなると思いますか?
たとえば歩き方。子供の頃から基礎的な運動をみっちりとやってきた人の場合は腸腰筋から脚が動き、背筋全体で上半身を上に引き上げています。体を触ると全身筋肉の塊です。(うちの裏番長がこのタイプです。なので裏番長は見た目よりも体重が重くてずっしりしています。)
一方で、基礎トレーニングをそれほどせずに、形から入っている人の場合は、脚は膝から動きます。そして上半身は前胸と首で上に持ち上げています。
ぱっと見の姿勢は似ているのですが、使っている筋肉・体の部位は全く違っています。
大人のバレエといった基礎をあまりやらずに形から入るタイプの運動をしている方の場合、筋力や筋バランスに見合わない姿勢や運動をしていることで、かえってゆがみや怪我になっている方が少なくありません。
インナーマッスルがしっかりとついていて、しっかりと正しく使えていないのに無理に美しく見える立ち方歩き方をしようとすると、さらに筋バランスがゆがんでいきます。
脱力したときにゆがみがあるとしたら、それが今のご自分のカラダの状態なのだと素直に受けとめて、遠回りに見えても、まずは基礎的な体の作り込みをしてから正しい姿勢を維持することも大切です。
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