6月18日のFacebookの書き込み
ひどい肩こりで腕が上がらないんです、と来院された男性。肩こりの原因は「赤ちゃんの抱っこの仕方がヘンだったから!」でした。
うちも、今までお母さんのための正しい抱っこの仕方をお教えしたり、腱鞘炎治療をしてきましたが、お父さんは初めて。
お父さんがとっても積極的に育児に参加しているんだな、とちょっとうれしくなりました。
とはいえ、肩がまったくあがらないほどの腱鞘炎になってしまうと、仕事にも支障がでますし、本当に大変。
母親学級や父親学級では抱っこの仕方を実際に体験して親になることをイメージする、ということになってはいます。
ですが、これ、親になることをイメージするためには役立つかもしれませんが、解剖学的に正しい抱っこの仕方、腱鞘炎になりにくいカラダの動かし方を覚えるためには、ほとんど効果がありません。
理由は、動くもの・関節があるものと人形では、カラダに負荷がかからない動かし方が根本的に違うから。
3キロの米俵を毎日担いで移動していれば、それに応じた筋肉がつきます。なので、あまり腱鞘炎にはなりません。でも3キロの子供を毎日抱っこしていたら、8割以上の母親が腱鞘炎になります。
※授乳中は、ホルモンバランスの関係で腱鞘炎になりやすいというのも理由ではありますが
腱鞘炎になりにくい抱っこを覚えるためには、重心がころころと変わるもの(ガラ袋にパンパンにならないように土と大き目の石を入れたものなど)で練習をする方が効果的。
土砂袋では、親になるイメージはもてないかもしれないですけどねw
そうそう、冒頭のお父さん、正しい抱っこの仕方を覚えていただいて、筋トレ代わりに日々お子さんを抱っこしてもらっていたら...
なんと!
2ヵ月後に来院されたときには、腱鞘炎がすっかり治っていただけではなく、猫背まで綺麗に直っていました。
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