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2011年4月15日 (金)

線維筋痛症って、さまざまですよね

線維筋痛症という確定診断を受けた方、症状も完治のプロセスもさまざまですよね。

こうした多様性もあって、線維筋痛症は西洋医学では原因不明と言われていますが、東洋医学的には数千年前から存在している症状で「い証」または「ひ証」と呼ばれています。(東洋医学的には2つにわかれている症状を、西洋医学では1つにまとめて名づけている、という状態です。)

実際、多くの方と接して来て、私達もこの2つは異なる治療プロセスが必要なため、違う症状・病気なのではないかと感じることが少なくありません。

ですので、通常当院は東洋医学と西洋医学両方の立場から治療を提供していますが、線維筋痛症に関しては、主に東洋医学の知見で治療に従事しています。

■痺証(ひしょう):
交感神経優位(=集中/興奮状態)の継続により、血流・カラダの温め等が阻害され移動するタイプの痛みやしびれが出やすい。

このタイプの線維筋痛症は上半身に症状が出ることが多いです。また、精神的な症状はあまり強くない方が多いです。(軽度のパニック障害や、痛みから来る軽度のうつ程度)

☆治療方針:筋筋膜のリリース、緊張・集中しやすい性格の改善、ストレッチ

首や顎の形のゆがみ・過度な緊張状態(異様な集中力等)が原因で、視床下部が常時刺激されていることで、筋肉・筋膜が過度に緊張することでおこる、筋筋膜の酸欠状態による攣れ(つれ)が主原因と思われるタイプの線維筋痛症を、東洋医学(中医学)では「痺証(ひしょう)」と呼びます。

この場合、首周りのゆがみを改善することは確かに重要ですが、そのゆがみの原因となっている動作・姿勢のクセや、思考パタンを直していくことも大切です。

リリカ等の線維筋痛症の薬で症状が軽減することは少ないようです。が、軽度の場合、ガバペン等のリウマチ薬が症状軽減に役立っている方を散見します。当院では、主に、筋肉を温め、筋膜リリースを行いながら首から肩甲骨の矯正を行っていきます。

参考: http://www.hal.msn.to/bensho_ronji/ben015.html

■痿証(いしょう):
肢体の筋肉が弛緩・弱化し、病の進行とともに今度は反対に四肢の筋肉が萎縮することにより、血流・カラダの温め等が阻害され移動するタイプの痛みやしびれが出やすい。

このタイプの線維筋痛症は下半身に症状が強いことが多いです。また、精神的な症状が強く、線維筋痛症の症状が出る前に精神疾患を患っていた方が少なくありません。

☆治療方針:むくみの改善、認知療法による自己卑下の改善

リリカ等の線維筋痛症の薬が一定の効果を出すことが多いようです。ですので、病院と提携のうえ、当院では、主に、筋肉を温めながら、思考パタンや筋肉量不足等で、体内にとどまっている不要な水分や老廃物の排出を中心に行います。

参考: http://www.dokutoruyo.com/toyoigakusindan147.html

痺証(ひしょう)タイプの線維筋痛症の方も、痿証(いしょう)タイプの線維筋痛症の方も、完治をして職場に復帰されている方が複数人いらっしゃいます!

どうか、あきらめないでください!

お大事にどうぞ。

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