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2011年2月24日 (木)

腹回りの筋肉が8割方脂肪になると腰痛になるらしい(当然か。。)

裏番長です。

私は、2年半前に左足の内転筋(ふとももの内側)をブチっとやらかし、2年間、ほとんど本格的な運動はできませんでした。ほぼ毎日ジムで運動をしていたアラフォー女子が2年半運動をしないとどうなるかというと、まあ、それはそれは、とんでもないことになるわけです。

ですが、四半期に一度受けている血液検査の結果では、アルドラーゼ(ALD)、CK(クレアチンキナーゼ=CPK)と腎臓関連の値から、そんなに筋肉量は落ちていませんね、というコメントでした。

ですが、アスリートが2年半運動しないで、筋肉量が落ちないなんて、常識的に考えても、ありえません。

徒手検査で筋力測定をしても、そして、InBodyという身体のパーツごとに筋肉量をはかる機械でも、しっかりと「あなたの筋肉量はものすっごーく減っていますよ」という数値が出ています。

特に、体幹の筋肉量の落ちはひどく、2年半前が、体重に対する発達量140%だったのが、現在は、92.9%です。腹回りの筋肉が8割方脂肪になった換算です。

自分自身の実感としても、軽い腰痛があって、明らかに腰の下の部分の筋肉量が足りないということが分かっていました。だけど、筋ジストロフィーといった明確な筋肉に起因する病変でないかぎり、こうした微量の筋肉量の増減は、実際には血液検査では分からないのです。

私は、自分の障害に関連して、病院にデータを提供するために、定期的に血液検査や徒手検査を受け続けています。つまり、40年分の臨床データが揃っていて、比較検討ができる状態です。なおかつ、日本でも有数の筋骨格系のリハビリで最高峰の病院の整形外科の元学科長、現医師達が自分たちの研究のために、私の臨床結果を読みます。

それでも、血液検査の結果からだけでは、筋肉量は分かりません。そして、そんなことは、彼らも十分理解しているので、InBodyやMRI、徒手検査で、しっかりと全身の筋肉量と、筋肉を使えているかを確認します。

徒手検査というのは、手で、患者の個別の筋肉に負荷をかけて、その強度を測定する方法です。筋肉量はInbodyやメジャー、MRI等で図り、そして、その筋肉量に見合った筋力を発揮できているかどうかは、徒手検査で図ります。

筋肉量があるのに筋力がなければ、使い方がおかしいということになります。

筋肉量がなくても筋力があれば、使い方が上手、または他の筋肉を使って補完している(=腱鞘炎や関節炎になりやすい)ということになります。

この徒手検査をしっかりと学校で習うのは、整形外科専攻の医師、理学療法士(PT)、柔道整復師(整骨院)、一部の小児科医です。なので、他の専攻の医療従事者は、徒手検査をせず、MRIや血液検査の結果から筋力を把握しようとします。(医療従事者ではありませんが、専門学校・大学でアスレティックトレーナー、運動療法を専攻している方も、徒手検査による筋力の測定を専門的に学んでいます。)

血液検査は手軽ですし、推測できることは確かにたくさんあります。

でも、そもそも、筋肉量を推定するなんていう目的で、臨床検査は設計されていません。未だに、筋骨格に関することは、人の手で、強度を確かめながらでなければ分からないことが多いです。

メタボ検診が始まって以降、血液検査と胴回りの測定結果から、「運動した方がよいですよと言われた」とか「筋肉量が減っているみたいで」などと言う方が増えています。

健康状態に問題がないのであれば、運動をするに越したことはないとは思います。

でも、血液診断の結果から、なんでそんなことが分かるんだろう、うさんくさいなあ、と感じることは、結構あります(苦笑)

ちなみ、私の腰痛、ジム通いを再開し、筋トレをはじめたら、あっという間に治っちゃいました。筋肉量が減っても、意識的に正しい使い方を思い出して筋力を発揮することができれば、短期間で痛みは改善できます。マッサージや整体がきくのも、一時的に正しい使い方を体に矯正的に覚えさせるから。

多くの場合、ここでケアをやめてしまうのですが、これは応急処置。筋力を最大限にまで発揮し続けると体が疲れるので、きちんと、筋肉量を増やしていく必要があります。筋肉量は、最低6週間、コツコツが大切。

マッサージや整体だけで、腰痛を改善するなんて、無謀なんですよー。正しい運動指導をすることができる人の指導下で、ちゃんとセルフケアを続けましょうね。

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