胸郭出口症候群は、本当に、治る肩こりなのか?
TV番組で「胸郭出口症候群」が「治る肩こり」と紹介されたそうで、何人かの患者様から「私は胸郭出口症候群ですか?」と聞かれました。
どうやら、姿勢や動作の繰返しが原因の肩こりが「治らない肩こり」で、胸郭出口症候群は「治る肩こり」と紹介されたのだそうです。
ですが、これ、明らかに変です。
なぜなら、不正確な姿勢や動作の繰り返しが原因で本来はつくべき個所に筋肉がつかず、肩や腕が下にさがり、胸郭出口症候群になるからです。
つまり、この両者は密接に関係をしているので、別物として扱うことに、相当な無理があるんです。
確かに、胸郭出口症候群は治しやすい症状です。肩甲骨で肩をもち上げ、腕の重さが肩にかからないように姿勢を矯正していくと同時に、鎖骨周辺の硬さを改善したり、ねむるときにひじの下にクッションを置くといったことで改善していきます。
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