おはようございます、裏番長です。
喉を痛めてしまって、翌日、人前でお話をする仕事があったので、何とかならないかと思い、耳鼻咽喉科に行ってきました。
強い薬を飲みたくない、と言ったら葛根湯を処方する、と言われました。
正直、かなり唖然としました。なぜなら、葛根湯は風邪の初期症状に喉が腫れている風邪には効かないからです。
これが、普通の内科医であれば、仕方ないか、と思います。しかし、相手は耳鼻咽喉科医です。いくら漢方薬の知識がないからといっても、自分の専門分野の漢方薬くらいは覚えるべきでしょう。
覚えていない、自信がないというののなら、せめてツムラが医療関係者に配布している漢方手帳を見て確認するくらいはしていただきたいです。
この手帳、1種類につきA8で1ページしか割いていないため、情報量には限界があります。それでも、見ないよりはマシ。この程度の基本的なことは書いてあります。
しかも、私は見るからに体力がなさそうな外見です。葛根湯を風邪の初期に使って良いのは「体力がある」人が「寒気や鼻水」を訴えている時だけです。
症状の面からも、体力の面からも明らかな処方ミスです。
しかも、しかも、私には胃潰瘍の既往歴があります。
葛根湯は胃弱の人には絶対に処方しちゃいけません!
私のように「体力がない」人が「喉の痛みや頭痛」を訴えている場合、この手帳では、銀翹散(ぎんぎょうさん)を処方するように、と書いてあります(本当は、私の場合は銀翹散よりも駆風解毒湯または桔梗湯の方が効きますが、そこまで的確な処方は期待しません)。