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2010年7月15日 (木)

整体・マッサージ1時間3000円と6000円の違い4

昨日までの記事の通り、鍼灸、マッサージ、柔道整復の保険の報酬金額の算定は、レベル3の人の給与が標準になっています。つまり、保険診療を受けている限り、根本治療のアドバイスを要求するのは、高望み過ぎ、ということです。

私自身は、この現状が正しいとは思いませんが、、、、

歯科医で、前歯の差し歯や入れ歯は自由診療を選ぶように、レベル4以上の治療家による根本治療を望むのであれば、自由診療を選んでもらう、というのが現在の保険制度上は仕方がないのかな、という保険点数制度です。。。。

■レベル4:筋骨格・内臓機能上の課題から根本原因を判断し治療を選択できる(月収30万円以上)

このレベルに達すると、ぎっくり腰の患者様が来院して、触診をして、純粋に筋骨格的な問題であるのか、そうではなく臓器的な問題であるのかを判断 し、治療箇所を選定すると同時に、なぜその問題が発生したのかという根本原因を把握し、痛みを軽減すると同時に根本原因を解消するための治療を選択するこ とが可能になります。

また、レベル3までの知識・技術が身についている場合には、患者様が納得できるように症状の原因を説明し、セルフケアを伝えることができます。

世間一般的に「一人前の治療家」と言われるのはこのレベルかと思います。そう考えると、現在の健康保険の点数制度がいかにおかしなものかお分かりいただけるかと思います。

「治療家の手の作り方」によると、レベル3に達している人が50時間のトレーニングを積むことでレベル4に達することが可能、とのこと。レベル 1-3で西洋医学、東洋医学の知識、触診をしっかりと身につけていれば、あまり壁は高くありません。

このレベルに達した人で、経営や接客のセンスが良く、人材育成をすることができる人が院長になります(院長になると、技術以外のスキルが給与に大き く影響するため、給与の幅が大きいです。)

■レベル5:触診と治療の結果から今後の体の変化を読み取ることができる

■レベル6:触診と治療の結果から今後の体の変化を読み取り、良い方向に変化させるための治療を選択することができる

ここから先は、険しい、終わりのない道になります。臨床経験を積みながら、施術→カルテを記録→カルテを見直しながらデータを分析、という地道な作 業を積み重ねます。

施術毎に、しっかりとしたカルテを記録しない限り、レベル5・6のスキルが向上することはないと言われています。

つまり、回転率重視の治療院では、何年働いてもこのスキルは向上しにくい、ということです。

多くの治療院では、このレベル4に達した時点で独立開業をしたり、分院の院長になります。よって、レベル5以上の治療家は、1院に一人いるかいない かです。

このレベルに全員が達している治療院にするためには、1時間当たり2万円程度の施術量を支払っていただく必要があります。

ですから、複数名スタッフがいる治療院で治療を受けたのであれば、あなたを担当した治療家はレベル4以上ではない可能性が高いと考えてください。

1時間当たり6000円を支払うのであれば、レベル4未満の治療家が触診・問診をした場合、レベル4以上のチーフ・院長に治療方針が間違えていない かを確認してから施術に入っているかを確認することが大切だと思います。

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