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2010年7月12日 (月)

整体・マッサージ1時間3000円と6000円の違い

1時間2000円のサロン・治療院と6000円の治療院と同じ技術を要求するのは理不尽です。なぜならサロンの主要コストは人件費と広告宣伝費。広告宣伝の量が同じ程度だとしたら、削れるのは人件費だけだからです。

近頃、整体1時間2980円といった劇安店を見かけるようになりました。こうした店舗の平均給与は日給10,000円。

月収換算では最大25~16万円。月収25万円の店長1名に20万円のチーフ1名、16-18万円のスタッフ2名といった構成が王道経営です。

※家賃20万円、営業時間1日12時間×30日営業で4ベッド稼働率75%(60~80%)で計算。

一方、従来の治療院・鍼灸整骨院はというと、だいたい1時間5000-6000円。これは、同じ稼働率で計算すると、月収35万円の院長、25万円のチーフ1名、22万円程度のスタッフ2名が相場だからです。

では、この35万円、25万円、20万円、18万円というのは、それぞれ何ができる人達なのでしょうか?

実は、これ、結構明確な判断基準があります。

レベル1:不快感を与えず人体に触われる(月収16-8万円)

レベル2:正確な解剖学の知識があり筋骨格の触診ができる(月収20-23万円)

レベル3:東洋医学の知見があり内臓機能上の課題を触診・改善できる(23-25万円)

レベル4:筋骨格・内臓機能上の課題から根本原因を判断し治療を選択できる(月収30万円以上)

レベル5:触診と治療の結果から今後の体の変化を読み取ることができる (月収30万円以上)

レベル6:触診と治療の結果から今後の体の変化を読み取り、良い方向に変化させるための治療を選択することができる(月収30万円以上)

これが相場です。

以下に「治療家の手の作り方」という有名な参考書に加筆修正しながら説明していきたいと思います。

■レベル1:不快感を与えず人体に触れる(月収16-8万円)

手の置き方、筋肉の走行等を理解して、体に触ることができます。

もともとスポーツをしていて解剖学に詳しかったり、からだのコントロールが上手な人で、毎日8-10時間練習して1ヶ月程度で到達出来る人もいます。が、一般的には、3-6ヶ月程度かかります。(必要時間 200時間~1000時間)

左右差を比較することで、張っている箇所や、コッている箇所は分かります。しかし、その原因は分かりません。腰の張りにはこの手技が効くことが多い、という丸暗記で対応しており、原因に応じた対応はできません。

一般的に「働きながら身につけられる」「あなたも整体で独立」といった宣伝をしている教育訓練の場で身につけられるスキルはこのレベルです。

型通りの施術は問題なくできますので、リラックスしたい、肩こり腰痛が少し軽くなれば良い、という状態の80%のクライアントには満足していただけるでしょう。

また、このレベルの治療家・セラピストであっても、院長や店長が最初に問診や触診をして症状を確認し、指示をされた箇所を指示された手技で施術すれば、一定の効果を継続させる「治療」としての施術をすることが可能です。

ですから、1時間3000円~4000円程度のサロン・治療院の中核戦力です。

リラクゼーションサロンの場合、技術的にはこのレベルで、接客・経営・人材育成のスキルが高い人が店長となることが少なくありません。(店長になると、技術以外のスキルが給与に大きく影響するため、給与の幅が大きいです。)

教育担当者がレベル4に達していないサロン・治療院では、何年働いても「気持ちがいい」施術はできても「治療」と言える施術を身につけることは困難です。

俗に「治療といえるレベルのマッサージ」と「慰安目的のマッサージ」の境目が、レベル1なのかレベル2以降なのか、です。

後述するとおり、治療と言えるレベルの施術をするためには、中核スタッフの給与が23-25万円。院長は30-35万円+歩合です。1時間3000円の施術料では、絶対に経営できません。

1時間4500円未満の激安店で施術を受けるのであれば、レベル2以降の触診・施術を期待するのは虫が良すぎます。

また、1時間5000円~の普通の料金のサロン・治療院は、どこも同じ技術レベルというわけではありません。

家賃、広告宣伝費、経営者が受け取る報酬、内外装の費用等で、スタッフに支払える給与は異なってきます。

繁華街の一等地では、1時間6000円であっても、スタッフはレベル1しか雇えません。機材や器具に費用をかけて、レベル1のスタッフが効果を上げられるようにしているサロン・治療院もあります。

ですから1時間当たり5000円以上を支払うのであれば、レベル4に達していると感じられる説明を受けられるかどうかを、是非確認していただきたいと思います。

少し長くなってしまうので、レベル2以降の説明は明日UPしたいと思います。

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