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2010年6月26日 (土)

肩こり腰痛の原因を調べるのって、専門家でも超難しいんですよ

肩こり、腰痛の治療は難しいです。

なぜなら、肩こり・腰痛という病気はないからです。肩こり・腰痛は、症状でしかありません。この症状を引き起こしている原因を特定し、適切な治療を選択し なければいけないからです。

多くの方が「わたし、姿勢が悪いから」などとおっしゃいます。でも、実は、肩こりや腰痛の原因にはさまざまな原因があります。姿勢はそのうちのほんの一部でしかありません。

当院では、肩こり腰痛の原因を4つに大別しています。

(筋骨格のバランスの悪さ)
・骨格(生まれつき)
・骨格(後天的=動作や姿勢のくせによる骨格のゆがみ)
・筋肉のバランスの悪さ(生まれつき)
・筋肉のバランスの悪さ(後天的=動作や姿勢のくせによる筋バランスのゆがみ)

(内臓疲労)
・特定の臓器の機能が低下していることにより循環がわるく冷えが生じ、冷えから痛みや張りが生じるケース
・特定の臓器が必要以上に機能していることにより熱・湿度がその臓器にたまったことにより、湿・痰が体内から排出できず、循環が悪くなり痛みや張りが生じ るケース
・膵臓や胃腸等の消化器系の臓器・機能に異常があり、良質な筋肉や皮膚を生産することができず、重力・身体の重さに筋骨格が耐えられないケース(低血糖、 糖尿病、胃潰瘍の方の肩こりはこれを併発しているケースが大半です)

(外傷)
ねんざや骨折といった怪我。
一般的に、ぎっくり腰はここに分類されますが、実態としては、内臓疲労がない場合には、ぎっくり腰というほどのひどい症状にはなりません。

(その他)
筋ジストニア、脳脊髄液減少症等の脳疾患
むちうち等の外傷の後遺症 etc

どの理由だとしても、痛み・重だるさ・痺れといった症状が起きるため、まずは原因を特定することがとても大切です。

そのため、当院では、
・からだの歪み、姿勢・動作測定(筋骨格のバランスの悪さの影響の確認)
・内臓疲労・自律神経測定(内臓疲労の影響の確認)
・徒手検査による可動域の確認(筋骨格のバランスの悪さと外傷の可能性の確認)
・資格者によるカウンセリング(その他の原因の特定)

を、全患者さまに対して行うことを重視しています。

これは、肩こり腰痛が、どの原因によって生じているのかによって、治療方針は異なるからです。

(筋骨格のバランスの悪さ)だけが主原因なのであれば、当院では鍼は使いません。

手技で、筋骨格のゆがみを整え、電気治療器等を使って筋バランスが弱い方の筋肉を強化します。左右の腕・肩の可動域に差があると痛みや重だるさが生じやすいため、可動域が狭い方の関節を動きやすくしていくための施術も併用します。

また、普段から正しい姿勢・動作をしていただくことで痛み・重だるさを軽減できるため、意識をしなくても正しい姿勢を維持できるように、置鍼やテーピングで姿勢をサポートします。

自分でも頑張る!と言って下さる場合は - 言って下さらない方が結構多いですが(笑) - 手軽にできるストレッチや筋強化運動をお伝えしています。

鍼灸でも筋骨格をゆるめることはできますが、線維筋痛症のような筋繊維が徒手刺激に耐えられない程ひどい状況でない限りにおいては、徒手療法の方が即効性が高く、また、テーピングや置鍼等による日常生活での動作・姿勢の維持が根治のために最短だと考えているからです。

しびれが起きている場合には、神経の炎症を軽減するために電気治療を併用します。(鍼でもできますが、電気の方が安くすむので、心臓疾患等がない場合は電気をお勧めしています。)

(内臓疲労)が一因の場合は(筋骨格のバランスの悪さ)で記載した治療方針に、弱っている内臓機能の強化や、働きすぎている内臓機能を弱める治療を併用します。

弱っている内臓機能を強化するためには、温熱療法(ホットストーンやお灸)や自律神経調整の電気治療器具、漢方アロママッサージを使うことが多いです。

働きすぎている内臓を鎮静化して余分な毒素を排出させるためには、カッピングを使います。が、跡が残るのが嫌、という方には少し強めの指圧刺激や、刺さない鍼(ご本人が希望する場合は刺す鍼)を使います。

自分でも頑張る!と言って下さる場合は - こちらはなぜか、協力してくださる方が多いのですが(笑) - 手湯や足湯といった症状を軽減するための対策や、積極的に食べていただきたい食材、避けていただきたい食材等をお伝えしています。

(外傷)の場合は、柔道整復術というものを使いなさいと法律(※)で決められているので、それを使います。

(※)日本では、急性外傷の治療は、病院または整骨院しか認められていません。(鍼灸院、指圧院といった国家資格院でも×なんです。もちろん、整体やもみ処といった国家資格を持たない方が施術することは違法行為です。)

上記は、いずれも、根本治療の方針です。

こうした根本治療に、とりあえず痛み・張りを軽減するという応急処置(マッサージや電気、鍼)を組み合わせて治療します。

日本の国家資格制度は、国際的に見ると極めて異常です。肩こり腰痛の原因は以上のように、大きくわけて3つの原因があります。そして、それぞれの原因によって、診ることができる国家資格が異なるのです。

そのため、患者の側に高度な医療専門知識がなければ、適切な治療を受けられない、という極めて異様な事態が発生しています。(アメリカ、韓国、中国、オーストラリア、シンガポールのことしか知りませんが、これらの国では中医師として国家資格が整備されているため、肩こり・腰痛であれば中医師のところに行けば、指圧・整復・鍼灸・漢方薬処方のいずれも受けられます。)

健康をサポートするために、極めて高度な知識と技術が必要だからこそ、国家資格として専門学校に通わせて国家試験を受験させているわけですよね、、、、それなのに、一般人に高度な判断を要求するって、変です・・・・・

わたし達が「鍼灸院」「整骨院」ではなく、常に「鍼灸整骨院」や「鍼灸整骨マッサージ院」として複数の国家資格を併用した治療院しか開設せず、院長には、鍼灸・整骨・指圧といった手技療法全般の知識を有している者しか着任させないのは、こうした異常な状態をおかしいと考えているからです。

肩こりくらいで治療院に行くのはね、、、整体や手揉み処に行くからいいよ、などとおっしゃらず、是非、しっかりとした問診・カウンセリングを受けて治療方針を選択していただきたいと思います。

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