DVじゃないよ治療だよ 中国伝統療法かっさ(グアシャ)
高円寺店院長のけんきちです。
裏番長に殴る蹴るの暴行を加えられました(涙)。
というのは嘘でして、、これ、かっさ(グアシャ)という治療の痕なんです。
中国語で、"刮(グア)”はこする、“痧(シャ)”は不要な悪い血(おけつ)が表面に出た状態をさします。つまり、グアシャ療法というのは、こすって悪い血を出す療法、という意味です。
こういう、カッサ板という、水牛の角や翡翠等でできた板で、経絡(からだの調子を整えるための線)に沿ってこすります。
調子が悪い所は少し痛みがあって、写真のように赤くなります。この赤い痕は、2-3日(長くて1週間)で消えます。
顔の施術をする時には、一切痕が出ないように施術をします。身体の施術をする時は、希望に合わせて、痕を残すか残さないかを決めてから施術します(痕が出る方が、毒素排出の効果は高いです。)
僕は右肩が悪く、普段から自分で右腕の治療をしています。裏番長は、左右おなじように施術をしたと言ってるんですが、右側だけが真っ赤になりました。
首は、普段から「頭痛の元凶」の左の首のつけねが真っ赤に。
悪いところを目でみることができるのは、なかなか面白いです。
凝りがほぐれて気持ち良いんですけど、見た目のインパクトがすごいです。
東洋医学ベースの治療院では、治療に当たって①補法(ほほう)と②瀉法(しゃほう)ということを行っています。
補法というのは、血とか水分とかが足りないことが原因で体調が悪くなっている方に、こうした不足しているものを補ったり、不足しているものを補う機能を向上させてあげる治療法です。
瀉法というのは、体内に余分なものが蓄積していることが原因で体調が悪化している方に、不要なものを排出する機能を高めたり、排出を促す治療法です。
かっさ(グアシャ)療法は、カッピング(吸い玉)と同じく、この瀉法(毒素排出)を目的とした療法です。(デト・ユニフィエという名前で施術している所もあります。)
とても瀉法効果が高く、比較的元気な僕でも、裏番長に30分くらい施術してもらった後で、完全に寝落ちしました。
カッピングではできない、細くてカーブしている場所を施術できるのと、施術者が強さを工夫しやすいというメリットがあります。
施術自体には痛みがほとんどなく、受けている方は気持ちが良いです。からだは、とっても楽になります。
が、施術後の見た目がなんとも・・・・・
肌を出す機会が多い夏に新メニューに加えても、誰も受けたくないかなー
効果は高いんだけどな~
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