電気治療器具でしかできないこと2(最終回)
オールハンドの施術もいいけど、機械でしかできない施術・治療もあるんですよ、というのが前々回の記事。
そして、昨日の記事では、この機械でしかできない施術・治療をするための機械のモード5つをご紹介しました。
今日は、残りの4つのモードをご紹介します。この残りの4つのモードは、全て、高円寺店・田端店どちらの機械でも使えるモードです。
(6)IF4モード
さまざまなヘルツの電力を皮膚の直下の幅広い面に流すモードです。筋肉を幅広
く刺激することで温める効果があります。
アロマやホットストーンを使って筋肉を温める施術をする場合には不要なのですが、そうでない場合は、急にマッサージや指圧で筋肉を刺激するよりも、 このモードで筋肉を温めてあげてから施術に入った方が効果的。
なので、多くの治療院・整骨院で、一般的に導入しています。
「待ち時間が長かったから電気当てられた~」と思っているあなた!実はこんな理由があるので、しっかりと筋肉を温めてくださいね。
電気治療中に寝てしまう方も多いですが、寝てしまうと体温は下がります。筋肉を温めるためにやっていることなので、できれば寝ないでくださいませ。
マイナス電流を皮膚下に流すことで自律神経のバランスを整えてから施術に向かってもらう、という目的でこのモードを利用している治療師も多いです。
(7)IF2モード
(6)の少し電力の出力が弱いモードです。(7)だと「痛い~」と感じる方の
場合に使います。
(8)ProEMSモード
特定の筋肉を強制的に動かすモードです。結構ピリピリします。(高円寺
店に入っている機械は他の機械と比較するとピリピリ感がとても弱いです。)
え?(4)(5)と何が違うの?と思ったあなた、偉いです。よく覚えていました。違いはありません。(4)(5)では小さいを、このモードでは大き い筋肉を動かします。
え、それなら(3)と一緒では?そう、そのとおりです。機能的には(3)と全く同じです。しかも(3)の方が狙った筋肉を動かしやすいです。
でも(3)は一度に1つの筋肉しか動かせないんです。でも、このEMSモードなら一度に2つの筋肉を動かすことができます。
なので、筋バランスがアンバランスなのではなく、全体的に筋肉がないから強化しなきゃ、という場合にはこちらの方がてっとり早いです。
なので、姿勢測定をしてみたら全身筋肉不足で筋肉がゆるんでいる、ということが分かった場合等に使います。
また、冷え症で汗をかきなれていない方の汗線を刺激して汗をかけるようになっていただくことで体質改善を促す目的でも使用します。
EMSを大きな筋肉につけて、ホットストーンやヒートマットでくるみます。そして放置すること15分。ヒートマットをめくると、全身汗だくのあなた がいることでしょう(笑)
これを週に2回、1カ月も続ければ、よほどのひどい冷え症でないかぎり、汗がかけるようになっていきます。
実はこれ、エステの痩身コースの基本メニューです。エステだと15分で一万円とか取ります(苦笑)うちに限らず、整骨院なら2000円くらいで受け られますし、医療機関にあるEMSの方が出力が高いので動かせる早さも早いです。節約したい方は、整骨院を上手に利用してください。(アロマやホットス トーンを併用している整骨院だと受けられると思います)
EMS刺激は、自律神経のバランスを交感神経有意にする(=興奮させる)という副作用があります。ですので、EMS刺激を一定時間行った後は、交感神経を押さえるための超音波刺激等をして、しばらく休んでいただくことが大切です。
(9)ロシアンEMSモード
特定の筋肉を強制的に動かすモードです。相当ピリピリします。筋肉刺激になれている、というプロアスリートや筋
トレ大好きな方がさらに筋肉を強制的に動かすために利用するモードです。
なので、滅多なことでは利用しません。あまり使ってもらえないかわいそうなモードです。
自分の筋肉が本当はどこまで動くのか限界を知りたい!という方普通の刺激じゃなんともない、という筋トレお宅の方!
是非スタッフにお申し付けください♪
というわけで、電気治療器具でしかできないことがたくさんある、ということ、お分かりいただけたでしょうか?
リラックスが目的であれば、オールハンドの施術も良いですが、体質・症状を改善したい!怪我を治したい!といった目的が明確な場合には、是非電気を 併用してみてください!
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