妊婦さん、花粉症大丈夫ですか?
先日、京浜東北線の中で出産間近と思われる妊婦さんが、なんども大きなくしゃみをしているのを見かけました。
急に温かくなって、花粉症がひどくなってしまったようです。
今年は花粉の飛散量が少ないから大丈夫、と思って予防を怠ってしまった人なども多いのではないでしょうか。
鍼灸や東洋医学は体質改善を得意とする医術ではありますが、さすがにこの時期になってから「花粉症の体質改善を!」と言われても、ちょっと難しいので、応急処置を覚えてください。
花粉症に限らず、急に込み上がるクシャミや鼻水、涙目を軽減するためには攅竹(さんちく)というツボを刺激します。
攅竹(さんちく)は、眉の内側の上部にあります。
わたし達は鍼や指先で刺激をしますが、慣れない方がやってすべったりすると危ないので、指先ではなくて指を曲げて関節で強めに押すようにしてください。
この攅竹(さんちく)というツボ、浅めに刺すと目のはれぼったさを取るのにもとても効果的なため、美容鍼・美顔鍼でも頻繁に使われています。
花粉症の応急処置をしながら、すこし目がぱっちりするというおまけがついてくる可能性大です。
鼻水というよりも鼻腔がつまったような息苦しさがはじまった時には、孔最(こうさい)というツボを刺激します。
孔最は、肘の内側で少し指先よりのつぼです。どちらのツボも、鼻水・鼻づまりには比較的即効性があるので、上手に活用してみてください。
最後に、腸や皮膚、鼻の粘膜を強くするなど、根本的な体質改善をしよう!と思われた場合、遅くとも9月頃までには治療を始めさせて下さい。2月なってから来院されても、応急処置が誠意いっぱいです。
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コメント
7ヶ月の妊婦です。貴重な情報をありがとうございました。
さっそく試してみます!
投稿: | 2010年3月12日 (金) 17時25分