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2010年2月26日 (金)

施術の後でだるくなります

鍼、指圧、灸の後でだるくなった、全身に倦怠感が出た、というご相談をいただくことが良くあります。

体を触ってみると、2パタンあります。
1)施術前よりも筋肉や関節は柔らかくなっているものの、脈や腹部を触ってみると少し弱々しくなっている場合
2)施術前よりも筋肉や関節も柔らかくなっていて、脈も整っている場合

1)は病気の根本治療や虚弱体質の改善の施術の後で、体力不足・気力不足による疲れから、一時的にこうした倦怠感が出ることが多いと感じています。休息を取っていただいて、一晩休んでいただくと、施術前よりも遙かに体調が良くなられる方が多いです。

問題なのは2)のパタンです。こうなる方、だいたいパタンがあります。「自分の不調に気づいていない方」です。

以前、このブログでも記事にしたのですが、私は線維筋痛症で寝たきりになるその日まで、自分の全身の筋肉が凝っているとは全く思ってませんでした。

こういう「自分は健康で丈夫!」と思っている、そして実際徹夜で働いたりしても倒れたりしないタイプの人(東洋医学では実証の人、と言います)は、施術を受けて初めて、体が「ゆるむ」ということを経験します。

そして「ゆるむ」という経験をして初めて、自分が疲れている、ということに気がつくのです。

現在は実証ではない方でも、以前に実証で無理をしすぎて病気になったり、疲れやすくなっている、という方の場合も、同じような傾向があります(私が、まさにこの状態です)。

実証・元実証の方の場合、体や心の疲れに気がつかず、病気を悪化させる傾向があります。ですので、まずは「疲れていることに気がついていただく」ことが大切になります。

この気づきがないと、もともとあった倦怠感や疲れに初めて気がついているだけにも関わらず「やー、鍼受けたらだるくなったから、鍼合わないみたい」で終わってしまうのです。

また、実証・元実証の方の場合、施術の直後に初めて体調不良に急に気がつき、今まで強烈な気力と精神力で無視することに成功していた体調不良が一気に表に出てくることも少なくありません。

施術をする側も十分な注意を払いますが、実証・元実証の方が根本的な体質改善・症状改善に取り組む場合には、日頃から自分のからだの声を聞き、変化に耳を澄まし、軽微な変化であっても、施術の前に治療師に教えていただけると助かります。

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コメント

本日伺いました。
次は鍼をお願いしてみたいと思って、予約入れさせていただきました!!

私も本日の記事と同じで、
「肩こりなんかないし徹夜もできるよ。」
と思っていますが、施術していただいたら
「すごく筋肉が硬くなっています。硬くなりやすい体質と思いますよ。」
と言われて驚きました・・・。
気をつけないといけませんね。
そしていまだるいです・・・・。
だるくなるのは知っていたので、マッサージなどは代替休前日に受けるようにしています。

治療ありがとうございました。

投稿: kumakuma_anbuu | 2010年2月27日 (土) 00時37分

先日、フェリウェイの件でコメントいただきました者です。
情報ありがとうございました。

必要としている方たちに情報が伝わるよう、記事で紹介させていただきました。問題がありましたらご連絡ください。

記事をいくつか拝見させていただきましたが、分かりやすく参考になりました。前回記事の内容も、とても興味深く拝見しました。

またお伺いしますsmile

投稿: じゃぐちねこ | 2010年2月27日 (土) 18時49分

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