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2010年2月19日 (金)

生理痛・PMSにヨガは効果的か?

生理痛や月経前症候群(PMS)で悩んでいる方は「ヨガがいい」という話を聞いたことがあるかもしれません。

私はヨガのインストラクターコースでこのテーマで卒業論文を書きました。

東洋医学の立場に立つと、結論としては、生理痛・PMSの解消に、ヨガが効果的な人も、あまり効果的ではない(時には逆効果になる)人もいる、でした。

東洋医学的には、生理痛や月経前症候群に限らず、あらゆる病気には大きく6つの理由があると考えています。

1)体が生み出しているエネルギー(気力)が足りていない
2)体が生み出しているエネルギーが全身を循環していない
3)体が生み出しているエネルギーが本来循環する経路とは違う経路で回っている
4)体が生み出している血が足りていない
5)体が生み出している血が全身を循環していない
6)体の中で水の排出が上手くいっていない

このうち、2)3)5)とくに2)3)の人にとっては、深い呼吸をすることで自律神経のバランスを整え、体のコリをほぐしてリラックスをするというヨガやアロマはとても効果的。

でも、1)4)の人には、まずはエネルギーや血を補ってあげることが最優先です。エネルギー不足、血不足のままで運動をしては、かえって体力を消耗してしまいます。

エネルギー不足や血不足には、
あ)エネルギー・血を生み出す力を強化してあげる
い)食べ物や漢方薬でエネルギー・血を外から補う

の2つの対応方法があります。

あ)の方法としては、
・しっかりと睡眠をとって基礎体力を上げる
・腹部や腰(丹田の辺り)を温めてエネルギー・血を生み出す力をサポートする
・特に弱って個所に沿って(経絡、と言います)鍼・指圧をする
・エネルギー・血を生み出す力を阻害する、体に合わない食べ物、飲み物、ストレスフルな人間関係を避ける

といった方法が大切。(人間関係や仕事を変えられないことが多いとは思うので、実際には鍼灸・指圧、温熱ケアが中心にはなると思います。)

い)は、文字通り、その方の体のタイプに合っている食材、方剤(漢方薬)が何であるかを考え、それを体に取り入れていく、ということになります。

このあ)とい)には順番があります。病の根っこが深くなっている場合、い)をやっても、体は反応してくれないのであ)で補完してあげる必要があるのです。

なので、あ)で様子を見て、ある程度体が整って来たらあ)い)を併用、落ち着いてきたらい)だけに移行。そして、その後は、エネルギー不足や血不足になりやすいタイミングや、なりかけた時の脈・舌の状態などを覚えていただき、その時にはまず自分で温灸。それでも調子が戻らない時だけは、鍼や灸をしに来てもらう、という対応が、生活の品質が最も高まると考えています。

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