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2010年2月 4日 (木)

実は風邪は6種類。治し方も違うんです。

現代語では風邪(かぜ)と読むこの漢字、もともとは風邪(ふうじゃ)です。

駆け抜ける風のように激しく症状が体内のあちらこちらに移動するためにつけられた名前です。

でも実は、現在「風邪(かぜ)」と言われている病気は東洋医学でいう「風邪(ふうじゃ)」だけではないんです。

現在「風邪(かぜ)」と言われている病気は、東洋医学でいう「風邪(ふうじゃ)」「寒邪(かんじゃ)」「熱邪(ねつじゃ)または暑邪(しょうじゃ)」「乾邪(かんじゃ)または燥邪(そうじゃ)」「湿邪(しつじゃ)」「火邪(かじゃ)」という6つの病気の総称なんです。

風邪(ふうじゃ)は比較的弱く、他の邪と徒党を組まないと悪さをできません。でも、他の邪と徒党を組むと、体の中で風のように激しく症状を出すんです。

寒邪と徒党を組むと、頭痛やのどの痛みといった特定の症状はそれほどなく、とにかく寒気が強くてガタガタと震えがきます。

乾邪(燥邪)と手を組むと、のどの強烈な乾燥で急にせき込んだり喉がかゆくなり、徐々に症状が肺に広がって気管支炎→肺炎へと進んでいきます。

このようにこれらの6つの病気、東洋医学的には全く違う病気です。ですので、治し方も違います。(実際には、体力やどれくらい休めるかでもっと細分化されますが、ブログでそこまで書くと分かりにくいので単純化して記載します。)

寒邪による寒気は強いけれど、喉の痛みや鼻水などがほとんどない風邪であれば、たくさん白湯を飲んで全身を温めるのがお勧めです。サウナは乾燥させてしま い、燥邪を招きやすいのでお勧めできませんが、岩盤浴のように低温で全身を温めるものであれば、体力が比較的ある方であれば治りを早めてくれるでしょう。

でも、ぼーっとする火邪による風邪に岩盤浴はOUTです。あっという間に頭痛がひどくなるはずです。お水飲んで、普通に寝てください。

喉が腫れて痛みが強い熱邪による風邪であれば、それは喉の少し下肺のあたりを灸や煮込んだこんにゃくで温めます。全身を温めるのはあまりお勧めできません。

喉の腫れが少ないのに喉にひっかかりや乾燥感がある燥邪による風邪であれば、首の後ろから肩甲骨の間、腰にかけて灸で温めたり、一生懸命にストレッチをして緩めるのがお勧めです。

というわけで、風邪の初期には葛根湯、とか風邪の初期には麻黄湯、麻黄附子細辛湯というのは東洋医学的には嘘でして、どのタイプの邪と組み合わされた風邪なのかによって、対応方法も服用すべき漢方薬も違うのです。

あまりひどくなってからだと、薬で症状を押さえこむしかなくなってしまうこともあるので、風邪をひいたら早めに、お近くの、しっかりと症状を診てくれる鍼灸師や漢方薬局に相談してみると良いと思います。

自分が引きやすい風邪のタイプを理解したら、こじらせるまえに、早めの対処ができるようになりますよ!

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コメント

Lammyさま

ありがとうございました! 何事もひとくくりにしてはいけませんでした。

いつも情報量に頭が下がります。すごく勉強になります。ついついいろんなことを質問してしまいたくなりますが、自分でも勉強なくてはです。

投稿: knewatch | 2010年2月 5日 (金) 18時20分

knewatchさん
コメントありがとうございました。質問をしていただけると、記事の内容に困らずに済みます!ありがたいです。是非是非、お気軽に書き込んで下さいね。

投稿: Lammy(前田あみ) | 2010年2月 9日 (火) 01時05分

風邪気味のとき、この記事を思い出して読み返してます。
実は今も風邪気味です。
燥邪っぽいので床暖房に張り付いて背中を暖めてみます。

投稿: 木村友紀 | 2013年12月27日 (金) 08時57分

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