風邪を長引かせないための工夫
鼻水や喉の腫れ、発熱を風邪の症状だと思っている方、多くないでしょうか?本当はウイルスを排出するための免疫反応なんですよね。
でも、恥ずかしながら、私は東洋医学を学び始めるまで、鼻水や喉の腫れ、発熱そのものが風邪の症状で、これらを抑えることが、風邪を治すことだと勘違いしていました。
でも本当は、ウイルスが侵入してきた時に、身体は扁桃腺を腫れさせて、ウイルスが肺に進行するのを防いでいるんですよね。
鼻水が出るのは、脳にウイルスが進むのを防ぐため。
発熱するのは、体温をあげてウイルスを熱で殺すため。
解熱剤や大半の風邪薬が出来るのは人体の免疫反応を止めることであって風邪を治すことではないんですよね。免疫反応を止めてしまうと、一時的には楽になった気になっても、ウイルスがいなくなっているわけではないですから、風邪が長引いてしまう可能性大です。
なので、せっかく身体ががんばって免疫反応を示してくれているなら、この免疫反応を強化するような対策をすることが、風邪を短期間で治しきるコツです。
喉が痛かったら、胸の上にカイロを張り肺を温めてウイルス侵入防止に協力してあげる。30分程度の時間が取れそうだったら、近くの鍼灸院で胸を集中的に灸で温めてもらうのも良いですよ。
鼻水が出始めたら、首周りから上の抵抗力を特に高めてあげるためにも、首のうしろと肩周りをしっかりとほぐしてあげてください。寝転がって頭の下にゴルフボールを入れてゴロゴロと頭蓋をほぐしてあげるのもお勧めです。
発熱しているようなら、思いっきり温かくして、一気に体温をあげて一気にウイルスを殺してしまいましょう!解熱剤ではウイルスは死にません。もちろん、抗生物質でも死にません。
知っている人にとっては当たり前の風邪対策。でも、昔の私のように知らない人もいるかな、と思って記事にしてみました。
裏番長でした。みなさん、1週間お仕事お疲れ様でした。良い週末をお過ごしください!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
裏番長はじめらくらく堂の皆様
いつもお世話になっておりますm(__)m
また、毎回このブログを楽しく拝見させていただいております。私、「黄不動」と申します。はじめてコメントさせていただきます。
今回のブログを拝見しまして私なりの対処方法をお話したくなりまして・・・・・実は私、年に1度必ず、風邪ではなく「発熱」をいたします。実はつい先々週に食らいました。確か時期的にも毎回このあたりです・・・
症状はのどの痛みや鼻水・鼻づまり、頭痛などはまったくなくとにかく急に寒くて寒くてたまらなくなり、一気に38.5℃くらいまで急上昇!!やれやれという思いでとりあえず着替え。くつした、タイツ、タンクトップにTシャツ。パジャマにトレーナーで準備完了。無理してでも飲めるだけ水分を補充し、敷布団+1枚、掛け布団を+2枚でおやすみなさいZZZZZ それでも寒くて、寒くて
体温は39.5℃に!しばらくしていると眠りに突入、その後時間にして1時間~2時間。汗が滝のように流れ出し、1回目の着替えタイム。冗談ではなく「おねしょ」か「シャワー」を浴びたかのように全身びっしょり。この時点で体温は約1℃ほど下がります。ここで靴下、タイツ、トレーナーは脱いで、おねしょ?した敷布団ははずし、また飲めるだけ水分を補充し、いざ第2ラウンド!!
ここでも同じように汗だく。同じように着替えをし、水分をとり、いざ第3ラウンドへ。少々荒っぽいですが、この方法で一晩で熱はさがります!!今までこのやり方に?だったのですが裏番長の「体温上げてウイルス退治」を読みまして安心しました。しかし!!今までは一晩で直りましたが、年のせいか?先日は2晩同じ方法をとり、パジャマが足らなくなり大変な思いをしました
(><)年は取りたくないです。ねぇ~たやま先生!
ではでは、またコメントさせていただきます。
これからも頑張ってくださいね。
投稿: 黄不動 | 2010年2月 1日 (月) 18時22分
書き込み失礼いたします。
ツイッターからきました。「風邪の時に首の後ろを温めると…」というお話がツボでした。
知り合いの方が「ずっと微熱っぽかったんだけど、岩盤浴に行って汗をかいたらスッキリして治った。」と言う話をされて、熱があるときに岩盤浴っていう行動が???だったんですが、熱は出してしまった方がスッキリするともいわれるのでそのいい例かな~と思ったのです。
ところが、その話をお見舞いに言った先の人に話していると、居合わせた看護師さんが「風邪のひきはじめにサウナとかに行くと良いといわれますが、血行がよくなると、例えば喉にだけとどまっていた菌が全身にひろがるからよくない」ということを言われてしまいました。
これも西洋と東洋の考え方の違いか、それともタイミングの問題なのでしょうか…。
ちょっとタイムリーだったので思わず書き込んでしまいました。
投稿: knewatch | 2010年2月 3日 (水) 00時40分
え〜
カキコミは苦手ですが、ワタクシの名前が出ていたので…
裏番長のコメントは「その通りにできれば」一番いい選択肢だとおもいます
が!
人それぞれ体力や体質も違うし体調が崩れかけているのか、崩れてしまっているのかにもよるのではと
一晩で良くなる人もいれば、二日かかってやっと良くなる人も。年齢も関係あるかもしれませんが、年齢というよりは自然治癒力です!(笑)
仕事をしている方々は「風邪をひいたぐらいで会社は休めない」ほぼ100%の人に当てはまると思います。
らくらく堂に来た人には間違いなく休んだ方がいいと言いますが、現実を知っているので、休むことを前提とした治療はできないわけです。
色々と自分を取り巻く状況を考えて、休めるときにはしっかりと休む。ちょっと休めないな〜という時には薬で症状を押さえ込むのも仕方ないでしょう。
ただサウナはあまりお勧めしません。
首のまわりや足を温めて、しっかり布団の中に潜りましょう。(自前の体力で体温を上げて保温するということです)
投稿: よしっち | 2010年2月 4日 (木) 13時09分
knewatchさん、黄不動さん コメントありがとうございます。
knewatchさんが書かれていた看護師さんの意見なんですけど、西洋医学だから、ではなく、どんな風邪を想定しているのか、が違うのだと思います。
少し長くなるので、今日の記事にしてみました!またコメントください!
投稿: 前田あみ | 2010年2月 4日 (木) 18時07分