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2009年12月 4日 (金)

看板が大きい治療院は腕が悪い

おはようございます、裏番長です。


「看板が大きいところは腕が悪い」「腕さえ良ければ、患者さんが口コミで患者さんを連れてきてくれる」だから「営業や宣伝のことを考えている時間があったら技術を磨くべき」

1000人以上が参加する、ある治療家のコミュニティの書き込みです。そして、この書き込みへの反論は一切ありませんでした。(賛成のコメントが4つありました。)


井戸端会議が活発で、地元でたくさんの情報をやりとりする時間的、精神的余裕がある時代なら分かります。しかし、都市部では、口コミをしようにも、居住地には知り合いが一人もいないという人も少なくありません。


この状況で、治療院自らが情報を発信しないとしたら、どうやって痛みで苦しむ人たちが情報を探し出すことが出来るのでしょうか?患者さま、お客さまが積極的にウェブサイトなどに投稿をして自分の治療院の宣伝をしてくれると思っているのでしょうか?


看板が大きいところが慰安を目的としたボディケア店であることの方が多い、というのは事実です。(腕が悪いとは限りませんが・・・・)


てもみんにしても、ラフィーネにしても、治療をする場所ではありません。ですから痛みの有無を確認し、その箇所を触って良いかどうかの確認をします。


しかし、ここで冷静に考えていただきたいのです。


痛みや不調箇所を直接施術して良いのかどうかを判断するためには、豊富な臨床経験が必要です。私自身は、線維筋痛症で寝たきりになるまで自分の不調に気がついていませんでした。


臨床家以外は「施術を受けて良い範囲の炎症なのかどうか」を判断するだけの知識も経験もないはずです。判断ができないからこそ、厚生労働省は、国家資格者以外がこの判断をすることを禁止しているのです。


ですから、お客さま自身が「施術を受けて良いかどうか判断をしなければいけない」というのは本当は、とても高いハードルです。つまり、ボディケアをする場所というのは、ものすごーく、難しいことをお客さまに要求しているわけです。


でも、多くの方は、鍼灸整骨院よりもボディケアチェーンを選びます。これは、お客さまの立場に立って見れば理由は明確です。


まず、こうしたお店は「来てください」というアピールをしています。「この程度の症状で行ってもいいのかな」といった、妙な遠慮をする必要もありません。自分が歓迎されるであろう、という予想がつきます。


歓迎されるのかどうか分からない場所に行くのは、ものすごく大きなストレスです。日常生活に支障を来たすほどの激痛があれば別ですが、ちょっとした不調(未病)の段階で、そんな精神的なストレスを抱えたいと思う人が、どれほどいるでしょうか?


しかし、どんな難病でも、初めは軽症なんです。その段階で気がついて、症状の悪化を防げるのが、本当の腕の良い治療家だと思います。しかし、治療家のコミュニティを見ていると、「難病を治した経験」のアピールばかりが目立ちます。


難病になってしまった人が、軽症の段階でその院に行けなかった理由は、何だと思っているのでしょうか??


難病で苦しんでいる人を治せるのはすごいと思います。でも、本来は悪化させずにすむ病気を悪化させた原因が「敷居が高すぎる自分たちの営業方針」だとは思いもしないのでしょうか?


自分の技術で何ができるのかを伝え、利用していただいて、一 人でも多くの人に快適に生活をしてもらうために、できることなら何でもしよう。そのためには、治療家としてのプライドや見栄をかなぐり捨てて宣伝をしよう、とは思わないのでしょうか?


言葉で表現するのが下手なだけで、本心ではそう思っているという方もたくさんいるとは思います。でも、表現できないものは、伝わらないんです。


「看板が大きい治療院は腕が悪い」と言う人たちは、Yo-jouのことを悪く言うでしょう。でも、私はプライドや見栄をかなぐり捨てて宣伝をします。


それは、同じ痛みを、もう誰にも経験して欲しくないからです。この日本に数千万人いると言われる、線維筋痛症の潜在罹患者、慢性疲労症候群で疲弊する人たちの、もう誰一人として、悪化して欲しくないからです。


線維筋痛症で苦しむ私を身近で見てきてきたオーナーも、全く同意見です。たしかに、オーナーは私の病気を治しました。その技術はすごいと思います。でも、それでも、予防に勝る治療はない、と思います。


だからわたし達は、大きな看板を出します。お客さまが「行きにくい」と感じて病気・症状を悪化させてしまわないように、徹底的に敷居を下げます。そして、その裏で、徹底して技術力を磨きます。


気軽に入ることができるお店で、しっかりとした施術方針の判断をすることできる、これが、骨格筋に関わる痛み・症状を悪化させないためには、最も大切なことだと信じているからです。

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