身体サミット「生命の構造を読み解く」に行ってきました
オーナー&オーナー妻で、「生命科学と伝統芸能・武術から生命の構造を読み解く」というセミナーに行ってきました。
第一部はこの3名の方々の講演。第二部が対談。
・跡見順子さん(生命科学者・東京大学名誉教授)
・安田登さん (能楽師・ロルファー)
・河野智聖さん(武術家・体運動研究家)
※記事の最後にパンフレットからご経歴を転載
いろいろと学びの多い講演会でした。ただ、それはわたし達夫婦が、野口整体に関してもアレキサンダーメソッド(ロルフィング)に関しても基礎知識を有していたからだと思います。
とても役に立つことをたくさん話していらっしゃったのですが、テレビや雑誌で一般的にとりあげていただくためには、インタビュアーが「わかりやすい言葉に置き換える」という作業がたくさん必要でした。
例えば、、、
元の表現:筋膜に働きかける施術
変えるとしたら:骨や内臓を包み込んで内臓や骨が傷つかないように守ってくれている組織が、疲労や刺激で固くなったり萎縮しているのをほぐす施術
元の表現:日本人は腰椎の4番が特徴的な民族で
変えるとしたら:日本では、伝統的に腰椎4番から出ている神経が刺激を与えている筋肉を使った動作所作を行うことが多かったので、遺伝的特徴として腰回りから臀部にかけての、しゃがんだり、正座から立ち上がる時に使う筋肉が発達している人が多いんです。
東洋医学や野口整体の考え方が一般的な家庭に浸透しないのは、こうした「なんとなく伝わっているようで伝わらない」表現が多いのも一因だと思います。
わたし達の説明も、こうなりがちなので、気をつけなくてはと思いました。
このセミナーで学んだことは、少しずつ記事にしていきたいと思います。
跡見順子氏(生命科学者・東京大学名誉教授)
東京大学名誉教授。ヒトはじめ動物の学習や適応といった「変化する
可能性」の背景となるメカニズムを追究。地球でうまれた生命・細胞に
聞きながら、生物としての「自分」を活かすにはどうしたらよいかを研究、
実践している。
サイト : ヒューマン・サスティナビリティ・プロジェクト
http://www.atomi.ric.u-tokyo.ac.jp/index.html
著書 : 『骨格筋と運動』(杏林書院)、『からだの原点』(市村出版)など
安田登氏 (能楽師・ロルファー)
能楽師(下掛宝生流ワキ方)ロルフィングの公認ロルファー。
丹田呼吸や「身」理論などの身体技法を意識したセッションにより、
なめらかで機能的な動きを導き出し、スポーツ選手や俳優などの身体
調整を手がけている。
サイト : 和と輪 http://www.watowa.net/
著書 : 『能に学ぶ身体技法』(ベースボール・マガジン社)、
『疲れない体をつくる「和」の身体作法』(祥伝社)など
河野智聖氏(武術家・体運動研究家)
野口整体や操体法、修験道、古神道などに伝わる日本的身体操作や
感覚技法を研究、実践。「自由人(ミュート)ネットワーク」主宰。
整体武術「心道」をはじめ「快気法」「ニコニコタッチ」「動体学」
など新しい体技・体理論を発表している。
サイト : ミュートネットワーク http://meuto.jimdo.com/
著書 : 『整体武術』(ちくま書房)、
『能に観る日本人力』『日本力』(BABジャパン)など
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